ピック弾き
チャランゴは基本的には指で弾きます。
これは色々なストロークが指弾き用に発展してきたことで、かきならしや、ばらしといったテクニックがピックでは弾きづらいので指弾きが主体となったのではないかと思います。
しかしピックで弾くことが出来ないわけではなく、ピック弾きにも色々なメリットがあります。
指で弾くことに飽きた人は、新しい可能性を探りながらピックで弾いてみてください。
ピック弾きが活きる弾き方
1.マンドリン風トレモロ
マンドリンのように一本の弦を高速で上下させてメロディーを伸ばす弾き方はピックで弾いたほうが断然弾きやすいです。
例えばサンファニートなどマンドリンが定番として入る曲を演奏する際にチャランゴで代用するときなどに使えます。
2.はっきりとした音で単音ソロを弾きたい時
チャランゴソロは指弾きだと音の粒立ちには限界があります。
ロック系のバンドとのセッションなどの際には音が埋もれてしまうことが多いので、主張が強い音で弾きたいときにピックで弾くという奥の手もあります。
3.かきならしも出来なくはない
ポップス風のストロークをするのであれば、ピックで弾くとそれらしくなりますが、意外なほどチャランゴらしくない音が鳴るかもしれません。
かきならしは非常に困難ではありますが、不可能ではありません。
【チャランゴで!?ピック弾き】
こちらの動画でチャランゴのピック弾き紹介しています。
桑原健一
日本で数少ないプロ・チャランゴ奏者 1983年生まれ。2018年末まで合計10年間ボリビアで音楽活動をしていた。 2017年にはアイキレ国際チャランゴコンクール国際部門金賞受賞。 現在は日本初のチャランゴ系YouTuberとしても活動中。 現・東京リャマ計画、3人アンデス。 元・ワイラ・ハポナンデス、チュパイチャキス。
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