タブ譜の読み方
チャランゴを演奏しているとTAB譜(タブ譜)というものによく出会います。
音楽教育を受けて五線譜が読める人ほど混乱するこのタブ譜の読み方を動画で解説しています。
【動画:チャランゴ用TAB譜の読み方】
【TAB譜とは何か?】
後日、当サイトにも詳しく解説を載せたいと思います。
簡潔に言うとTAB譜はどの弦のどのフレットを押さえるのかを示した譜面です。
そのため2コース1フレットと言っても楽器やそのチューニングによって出る音が違います。
五線譜は「何の音を出すのか」という「出る音基準」の譜面であるのに対し、TAB譜は「どこを押さえるか」の「物理的な位置」がベースとなった譜面です。
チャランゴの場合は各弦の音が近く、近いポジションで同じ音が色々出るため、どこの弦を使って弾きたいのかを伝えるためにはTAB譜が非常に便利です。
また五線譜アレルギーのある方に視覚的に分かりやすいという意味で好まれる傾向にもあります。
慣れてくれば見ただけで「あ、ソの音だ」といった感じで分かるようにもなりますが、五線譜、TAB譜どちらも長所があるので出版される譜面などでは併記されることが多いです。
桑原健一
日本で数少ないプロ・チャランゴ奏者 1983年生まれ。2018年末まで合計10年間ボリビアで音楽活動をしていた。 2017年にはアイキレ国際チャランゴコンクール国際部門金賞受賞。 現在は日本初のチャランゴ系YouTuberとしても活動中。 現・東京リャマ計画、3人アンデス。 元・ワイラ・ハポナンデス、チュパイチャキス。