ティンク

ティンク

ティンクとは?

ティンクは喧嘩祭りの踊りと呼ばれます。

そう聞くとちょっと物騒ですが都会で演奏されるティンクで喧嘩をすることはまずありません。

元々ボリビアの北ポトシ地方のマチャ村などを中心に各村々から集まり、村vs村で拳や投石機を使って闘うティンクという祭りがあり、その際に演奏される音楽が起源です。

このお祭り自体はしっかりした闘いです。

ティンク?ティンクイ?

ケチュア語の言葉でティンクは「出会い・集まり」という意味で祭り自体を指します。つまりリズム名としては少し不適切です。

ティンクイは「出会い・喧嘩」という意味で、都会的ティンクの踊りの名称としては闘争的な要素を強く出した踊りのためこのティンクイが適切かと思います。

そしてこのティンク祭で演奏される音楽をトナーダ・ノルテ・ポトシーナ(北ポトシのトナーダ)と呼びます。トナーダは「歌、メロディー」といった意味なので、歌や音楽に対してはこの「トナーダ」という言い方が一番しっくりくるかもしれません。

ただしこのトナーダという言葉は広域で使われており、「北ポトシの」と付けないと、どこの歌かが分からないため、「ティンク」という名称が広がったのではないでしょうか。

ティンクの音楽

よく耳にするティンクは都会化されたもので、2/4拍子のノリのいいリズムです。

8ビートと親和性が高く、ロック化した演奏がよく見られます。

ティンクの弾き方動画

【ティンク1基礎編】人気のリズムを弾いてみよう!

力強く歯切れ良いティンクの弾き方のコツを紹介していきます。

【ティンク2応用編】単調にならないティンク

かきならしを取り入れて、遊びを散りばめたストロークの方法を紹介していきます。

日本で数少ないプロ・チャランゴ奏者 1983年生まれ。2018年末まで合計10年間ボリビアで音楽活動をしていた。 2017年にはアイキレ国際チャランゴコンクール国際部門金賞受賞。 現在は日本初のチャランゴ系YouTuberとしても活動中。 現・東京リャマ計画、3人アンデス。 元・ワイラ・ハポナンデス、チュパイチャキス。

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